ED42 アプト式電気機関車について

おはようございます。最近この辺でも最低気温がマイナスになるなど、本格的な冬を迎えようとしています。 佐久は乾燥している地域なので基本的に雪は少ないんですが、その分 寒さが身にしみます・・・。

もうすでに春よ来いと願っているあきんちゃんです。 (碓氷峠鉄道文化むらへ行ってきました♪) の続きで、展示車両でもあります【ED42】について、ホントにスゴイ車両なので紹介します。

日本初の幹線電化区間

碓氷峠で初めてアプト式が用いられ、交通の便が良くなったのですがしばらくすると 「輸送中のチカラ」や機関車ということで「煤煙」の問題が大きく取り上げられるようになりました。 

明治40年(1907年)にはそれらの問題から電気機関車導入の計画が上がりました。 当時の電力事情から横川に火力発電所の新設と他2箇所の変電所を設けることにより 明治45年(1912年)に日本初の幹線電化区間となりました。最初はドイツから輸入したEC40形が走っていたのですが、輸入した機関車を参考に国産を開発。ED42などで走行するようになり、それまで1時間以上かかっていた輸送が49分で結べるようになったのです。

ED42の画像。薄暗い倉庫の中に茶色い車体の電気機関車がある。  ED42の銘板の画像。車両の側面にあり下には日立製作所の銘板もある。

 

日本の経済発展

碓氷峠の輸送時間の短縮が出来たのにも関わらず、輸送力も限界を達するようになりました。 昭和に入り31年(1956年)には、急勾配の少ない「新幹」が計画されましたが、建設費の問題などから碓氷線が複線化し、さらにアプト式から粘着運転方式にすることで輸送力の改善が図られました。昭和41年(1966年)には複線化が完了し、補助機関車としてEF63形やEF62形により所要時間を 上りは17分、下りは24分と大幅に短縮することができました。

 

粘着運転方式

アプト式のような歯車を利用した車両とは違い、駆動の力が車輪にかかり、車輪とレール間の静摩擦に頼って走行する鉄道のことです。今走っている鉄道はこれです。

 E42の歯車の画像。車両の下から覗き込むように歯車がある。 ED42の車輪の画像。車輪の横にはロッドが付いている。

このロッド!!!プラレールの機関車ではよく目にするのですが、実物を初めてみて 大人気なくはしゃいでしまいました。(反省) あと、展示館には踏切やパンタグラフなども展示されていて、さらに興奮してしまいました。

 

パンタグラフの画像。EF63形で使用したパンタグラフがひし形に開いている。 パンタグラフのすり板の画像。すり板のみ3枚台にのって展示されている。

パンタグラフのすり板の画像。すり板のみ3枚と子供が並んで大きさを比較している。

年長の息子と並ぶとこんなに大きいんです。 鉄道模型のパンタグラフはすごく小さな物なのでこんなに大きいんだとビックリしました。 あれもこれも見るもの全部に歴史や社員さんやファンの方たちの大切にしてきた思いや 機関車の頑張って走ってきたことを考えてしまうとダメなんです。 こうやって書いていても感極まり泣きそうです。 時代とともに鉄道も進化してきましたが、過去には色々な方の努力があり、今があるんだなと 痛感しました。 

ED42は普段車庫の中に入っているんですが、時々お外に出るときもあるんだそうです。 また狙い定めて行ってみたいと思います。


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あきんちゃん
鉄子への道を1歩ずつ歩き始めたばかり。鉄道模型に限らず 楽しく遊べるおもちゃが大好きです。

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