福岡県北九州市のお客様より、CMC「1/18 ブガッティ タイプ35 グランプリ(1924)」を宅配買取にてお譲りいただきました。カートイワークスをご利用いただきありがとうございます。
CMC 「1/18 ブガッティ タイプ35 グランプリ(1924)」 今回の買取金額:14,000円 ※買取金額は中古相場や在庫の状況、お品物の状態等により変動いたします。 |
CMCは1995年に創業したドイツのメーカーです。
「Classic Motor Cars」の頭文字をとって社名にしたというだけあって、第二次世界大戦以前のレーシングカーを中心にしたミニカーを展開しています。
クラシックカー特有のスポークホイールやエンジンなど、量産品とは思えない精緻な作りこみは高く評価されていますね。
さて、今回お譲りいただいた「ブガッティ タイプ35」は、1924年8月のリヨン・グランプリでデビューしたレーシングカーで、ブガッティを代表する傑作ですね。
タルガ・フローリオでの5年連続優勝(1925~1929)やモナコ・グランプリの連続優勝(1929~1930)を筆頭に、数々の記録・勝利を獲得した伝説的な存在でもあります。
ちなみに、ブガッティの創業地アルザスは当時ドイツ領だったそうです。
CMCの商品ラインナップはメルセデス・ベンツやアウトウニオン(後のアウディ)など、ドイツ車が多いのも特徴ですが、こうしたところにも何かこだわりがあるんでしょうか…?(笑)
さて、それではお品物を見ていきましょう。
特徴的な馬蹄型のフロントグリルからリアのポインテッドテールにいたるまで、流麗なスタイルを見事に再現しています。
ブガッティは自動車に性能だけでなく、美意識を付加したメーカーでもあります。創業者のエットーレ・ブガッティは技術者でもあり、デザイナーでもあったため、機能美ということに鋭敏だったのでしょう。同年代の他社の車を見ると、エンジンを覆う鉄の箱に車輪がついたような無粋な存在にさえ感じさせるほどの滑らかな構成です。
そして、なんといってもボディネジのワイアリングが圧巻ですね!
プラモデルのカスタマイズでもこれをやる人はほとんど見かけないのに、最初からこれを完成品として出してくるのはタダゴトじゃありません。。
CMCといえば、やはりディテール!
…ということで、ベルトをはずしてエンジンカバーを開けると、SOHC直列8気筒エンジンがあらわれます。SOHCのすっきりと直方体にまとまった形状にもこだわったエットーレは、ヘッドが嵩張るという理由でDOHCを嫌ったそうですね。
1/18スケールという大きさもあって、ダッシュボードの造形にも抜かりはありません。
ハンドルを回すと、きちんと前輪も連動してくれます。ディスプレイモデルに可動を求める人はあまり多くないと思うのですが、それでもこうしたギミックが搭載されているとイイものを手にしているんだナァ…という気になりますよね。
当然(!?)、ブレーキレバーもワイヤーと連動してします。スプリングの抵抗感が軽すぎず重すぎず、じつにちょうどいい具合なので、これは実物を手にしたならでは人のお楽しみポイントです。
サスペンションのリーフスプリングは一体成型のパーツではなく、わざわざ金属板を重ねて作り上げられています。さすがに可動させることはできませんが、ここもボディのワイアリング並みに過剰な作りこみだといえるでしょう。
ホイールは着脱が可能です。エンジンカバーが開くこともあって、整備風景のジオラマモデルにもそのまま使えそうですね。ただキレイにまとまったディスプレイモデルにとどまらないのがCMCのミニカーが愛される大きな理由でしょう。
別にはずせなくてもいいとさえ思うオイルキャップですらはずせます(笑)。「神は細部に宿る」とは言いますが、まさにその言葉をあらわしているのがこの「ブガッティ タイプ35」ですね。
カートイワークスでは今回紹介したミニカーだけでなく、ラジコン、プラモデル等の買取も積極的に行っております。当店在籍の専門スタッフが対応し、一点一点丁寧に査定いたします!
新品・未使用品にかぎらず、どのようなコンディションのものでも歓迎します。コレクションの処分・整理をお考えでしたら、ぜひカートイワークスをご利用ください。
対応時間:10時~20時