モデラーさんの作業部屋拝見

プラモデルを作ってみよう!初めてのバイク模型編 序章

1.自己紹介

皆さん初めまして、石鉢俊と申します。SNS等では 「しゅんぱち」 というハンドルネームで、模型関連について日々発信しております。現在は 「月刊ホビージャパン」と いう模型誌にてプロモデラーとして活動中です。

 

月刊ホビージャパンの掲載誌の一部。
ガンプラ等のキャラクター、戦車、戦艦、飛行機、車、バイク等といった様々なジャンルの模型情報はもちろん、多数のプロモデラーによる作例が盛り沢山の内容となっている本誌。私は車とバイク模型の作例を主に担当をしています。そして、どちらかというとバイクが多いです。

今回はご縁もあり、バイク模型製作記事を書かせて頂くことになりましたが、その前に!私がどの程度の腕前なのか?知らない方もいらっしゃるかと(笑)

そこで、今まで作ったバイク作品の一部をお見せいたします。

作品1:タミヤの 「カワサキH2R」 を改造 「トリックスターH2R」

1/12 カワサキ Ninja H2R 改造品 トリックスター  H2R

 画像は月刊ホビージャパンで掲載後、プライベートで更にアップデートしたバージョンのモノです。ムック本、別冊を経て初めて月刊誌でデビューした作品でもあります。

海外、特にアジア圏内ではこの車両を知っている人が多かったみたいで、某SNSの海外のグループに投稿したところ、「これは何処で売っているのだ!?」 「デカールを譲ってくれ!」 等、反響が凄かったですね。

ちなみにトリックスターレーシングの代表でもある鶴田竜二さんにも絶賛された作品でもあります。

 

製作記事は私のブログ(「しゅんぱち」さんの模型工作室)内で詳細に書いていますので興味のある方は覗いてみてください。

製作記事はこちら→タミヤ H2R 製作編

完成画像はこちら→Trick Star H2R  完成ギャラリー

 

作品2:タミヤの 「ヤマハYZF-R1M」 を改造した 「YZF-R1」 

1/12 ヤマハYZF-R1M 改造品 YZF-R1

こちらの作品は別冊の 「ホビージャパン エクストラ 2018 AUTUMN」にて掲載されました。

外見はカラーリングと一部のパーツの変更に留まっていますが、内部はかなりディテールを追加しています。

製作にあたり、デカールに関しては 「ヤマハ発動機」 の協力を得ております。そのご縁もあってヤマハの社員の方々にお会いする機会がありまして、直接作品を見て頂いたところ太鼓判を押されました。

完成画像集はこちら→YAMAHA YZF-R1 2018 サーキット走行仕様

まだまだありますが本題に入れなくなるので、このくらいにしておきます(笑)

 

ホビージャパン バイク模型特集冊子

ちなみにホビージャパンでは、過去にバイク模型の特集が掲載されている冊子があります。

■バイク模型製作の教科書[GPマシン攻略法]
主にグランプリで活躍したレーシングバイク模型の基本的な作り方からディテールアップまでを網羅したムック本。私のホビージャパンデビューの冊子でもあります。

なおバイク模型製作の教科書シリーズは、他にも市販バイクをメインにした [作ろう!マイバイク編]もあります。

■ホビージャパン エクストラ
年に4回くらい刊行する別冊のホビージャパン誌。これを書いている段階では画像内の2冊でバイク模型の特集をしています。プロのバイク作例はもちろん、バイクを全然知らない方でも楽しめるよう色々な角度から紹介している内容となっています。

 

写真で取り上げた3冊は私も参加していることもあってピックアップしてみました。

先の 「ヤマハ YZF-R1」 の作例は画像の真ん中の 「ホビージャパン エクストラ」 にて詳細に載っていますので興味がございましたら、ぜひご購読してみてください。

何か・・・自己紹介というより宣伝ばかりでスミマセン(汗)

 

2 .メーカーごとのバイク模型の特徴

バイクプラモデル比較 タミヤ、ハセガワ、アオシマ、フジミの4社

さて、初めてのバイク模型製作ということで先ず悩むことは『どこの模型メーカーのキットを選べば良いのか?』ではないでしょうか?

有名なところではタミヤ、ハセガワ、アオシマ、フジミの4社です。「同じプラモデルメーカーだから何処を選んでも良いんじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、実は各メーカーにはバイク模型を製作していくと分かってくる細かな違いが見受けられます。

バイクは詳しくないけど作ってみたい、という方も以下にどのメーカーが初心者向けかわかる見出しを付けております。

「どのメーカーが初心者にとって組みやすいか?」を知りたいという方は見出しだけでも読んでいただければ幸いです。

 

タミヤ・・・初心者におすすめ

多分、知らない人はいないのでは?というくらい世界的に有名なメーカー。

パーツの精度は群を抜いているといっても過言ではないくらいピッタリ合います。実車の再現度も高く、そのまま説明書通りに作っても高い完成度で仕上がります。

またキットは組みやすさを重視しているので極力少ないパーツ点数で構成されています。プラモデルのほとんどは実車を100%再現はしていませんが、タミヤは程よい再現と省略のバランスが絶妙で初心者でもストレス無く作れる内容がほとんどです。

半面、パーツ点数が少ない分、一体化されている部分が随所に見られるため塗装の時はマスキングをしながらの塗分けが多く、場合によっては面倒に感じるかもしれません。

 

ハセガワ・・・作り慣れた中級者におすすめ

飛行機や車のキットを多く出しているという印象が強いと思いますが、最近では70~80年代の市販バイクを精力的に出している今勢いのあるメーカーです。

ハセガワのバイクキットの特徴は実車の再現度が半端ない内容で、省略されているところが無いのでは!?というくらい細かい部分までパーツ化されています。

もちろん付属するデカールも細かい文字まで全て再現されていて、いたせりつくせりのキット内容です。パーツの合いも比較的良いので作り甲斐もあり、仕上がったバイクの完成度が高いのは言うまでもありません。

ただ、ほとんどのパーツを再現している半面パーツ点数が非常に多く、慣れていないと完成するまで時間が掛かります。バイクの構造をある程度理解していないと大変な部分もあり、場所によっては組みつけ順や処理を間違えると収まらなくなる等、初心者には多少難儀するかもしれません。

 

アオシマ・・・上級者におすすめ

他メーカーに比べ、市販バイクのキットが充実しているのがアオシマ。バリエーションでカスタムパーツが付属するキットもあり、それなりに腕があれば自分の好きなようにカスタマイズをして改造を楽しむことも出来ます。

実車の再現度ですが、見えない所や細かい部分などは思いっきり省かれています。またパーツの精度は他に比べあまり良くなく、合わせ目やバリ等が多く見られ基本作業に時間を取られることが多いです。

デカールもある程度は再現されていますが、ハセガワほど細かくはないですね。

ただ例外として、画像にもある2015年に発売された 「ホンダ CB400 FOUR」 は3Dスキャンで作られたこともあり、タンク裏のプレスライン、組むと見えなくなるエンジンカバー内部まで普段は省略される部分まで再現されているという、アオシマのバイクシリーズで今まで無かったと言うくらいの究極なキットも存在します。

基本的にどのキットでも普通に組むだけでも大変というのは変わりませんが、逆に言えば作り甲斐があり完成した時の充実感は比べ物にならないと思います。工程は大変ですが完成した姿はカッコいいですよ。

 

フジミ・・・中級~上級者におすすめ

鈴鹿8時間耐久仕様のレーサーバイクを比較的多く出しているメーカー。ただ他の3社に比べバイク模型は少なめです。パーツの精度や構成、実車の再現度の良し悪しはキットによってバラつきがあり、バイクによっては実車の考証が不十分なものもあるので高い完成度で仕上げるならば、ある程度の経験が無いと厳しいかも。こちらも作り慣れた中級~上級者向けです。

ただ最近では 「スナップキット」 と言って、接着剤が不要の初心者でも楽に組めるキット「ホンダ スーパーカブ110」を発売しています。塗装も最初から塗り分けられているので、とりあえずバイク模型を手軽に組んでみたいという人にはおススメです。

 

以上、私の個人的な見解で紹介してみました。(笑)

初心者向けなのはタミヤのキットであることがお判りいただけたかと思います。そんなタミヤのバイクプラモデルの中でも、初心者に特におススメしたいキットがあります!

 

3. はじめてのバイク模型製作にはタミヤ1/12「ホンダ モンキー125」がおすすめ

タミヤ 1/12 Honda モンキー125

タミヤの 「ホンダ モンキー125」 です。

今までの50㏄から125㏄へと排気量がアップされ、フルモデルチェンジされたホンダのモンキー。

“カッコかわいい”外見を継承し、今でも老若男女問わず人気のあるバイクです。バイクを知らない人でも名前は何処かで聞いたことがあるかとは思います。

 

キットの中身はこんな感じです。

タミヤ 1/12 Honda モンキー125 パーツ類1式

モンキー125がなぜおススメなのか?
まずタミヤで最近出たばかりのキットであることが一つ。(2019年発売)新作を重ねていく度にパーツ構成や組み方に工夫が見られ、以前に比べてより組み易くなっています。

次に、モンキー125は車体の構造がシンプルなのでバイクに詳しくない方でも基本的な部分が学び易いということが挙げられます。

また、パーツ点数も中型~大型バイクに比べて少ないのも魅力で多ければ大変だし少なすぎると作った気にならないので、初めての方でも丁度良いキット内容だと思います。

どうでしょうか?部品を見ているだけでもワクワクしてきませんか?(笑)

 

ちなみに、こちらが50㏄のモンキー(フジミ くまモンキーver.)。過去に私が製作したものです。

タミヤ 1/12 Honda モンキー125 改造品 フジミ くまモンキーver.

キットはフジミ製の1/12スケールなので手のひらに乗るくらい小さいです(笑)

他にも1/6スケールと大きめのサイズでタミヤからもモンキー50㏄がラインナップされていますので機会があれば作ってみてくださいね。

次回はタミヤ モンキー125の製作過程をご紹介いたします。鋭意制作中ですので、更新をお楽しみに~!

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石鉢 俊 (しゅんぱち)
プロモデラー。 80年代のガンプラブームを機にプラモデルを作り始める。 90年代からF1とGP500に興味を持ち、そこから車、バイク模型へシフト 模型関連の書物を参考に独学で製作技術を身に着け F1模型コンテストの優勝、ガンプラやバイク模型の各コンテストの入賞を果たす。 2012年F1専門誌にて作例デビュー後、2015年より模型誌「ホビージャパン」で作例を開始。 以後、バイク模型を主に担当する。
石鉢 俊 (しゅんぱち)

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