とても久しぶりな感じのRF丸山です。調べたらほぼ1年ぶりのブログでした・・・。
今まで何をやっていたかと言うと、グループ店「BEEP」でいろんなことをやっていて、カートイワークスの仕事が手につかなかったのです★来年2月25日に発売される爽快!横スクロールシューティングゲーム「コットン リブート!」みんな買ってね〜!…と言うことで、ちょっとした宣伝も兼ねつつブログはスタート。
さて自動車を購入するとなれば、ディーラーへ足を運ばれる方が多いことと思います。その際に印象に残る冊子がスタッフさんから渡されると思います。そう、それがカタログです。今回はそんな自動車ディーラーで無料でもらえるカタログにまつわる話をしたいと思います。
カタログ=半分写真集、半分PR
基本的に誰もが無料でもらえる自動車のカタログ=パンフレット。自動車の購入を検討する時に大変役に立ち、我々車好きを悩ませるカタログとは一体どんなものなのか・・・実際にディーラーでカタログを使って販売をしていたRF丸山が簡単に説明します。
そもそもカタログには何が書かれているの?というと答えは単純で、半分写真集、半分PRです。この車を買ったらこんな豊かな生活が待っているぜ!と言う満足感のアピールと、他社には負けないアピールポイントのプレゼン資料なのです。
しかしながらこの方式は近年では体系的に記載されておりますが、ほんの数十年前のカタログには「本当?これ?」と言うような強引なアピールが多々ありました。
例えば「RV・ミニバン」のカタログはこの車を買ったらもう”人生幸せ!”、全てがうまく行っちゃうし家族も笑顔で、夫婦円満「幸せだよママ」「私もよ・・」と書かれております。この車を買えば!というカタログが多かったですね?
そのほかにも何に使うかわからない装備や機能まで仰々しく掲載されているものもあったのですから驚きです。(でもこういうカタログも本当は憎めないのですが・・・)
そんな面白味のあるカタログもあるんですが、今回は思い出ある1台のカタログを紹介していきます。
思い出のフィガロ
言わずと知れた日産がバブル期に生んだパイクカー、フィガロです。パイクカーとは言ってみればフェイクカーとも言えると個人的には思っております。(※フェイクカーとは過去の名車のデザインのうまいところをすくって現代風にアレンジする。早い話が真似っこカーのことです。)
パイクカーという言葉はもう死語かもしれませんが、現代でも言ってみればパイクカー のコンセプトは脈々と受け継がれているのですよ。例えば最新のジムニーなんかは言ってみればパイクカーのコンセプトだし。大きくみればミニシリーズなんかもパイクカーと言えなくもない、と思います。
このフィガロのカタログにはパリ、東京、NYでたたずむフィガロの姿を大びらきでアピールしてます。海外に輸出されてなかったはずですが、海外の風景に溶け込むぜ!という意気込みが見てとれます。
そう言えば、フィガロが生産終了から数十年経ってイギリスで人気が出たというニュースを見たことがあります。元クリームのエリック・クラプトンも所有していたとか?まあ大人のおもちゃとしては最高にキュートですしね。
閑話休題。そんなフィガロですが、もちろん嫌いではありません。所有こそしたことはないですが、仲が良かった友達が長らくこれを所有していて、雨漏りにも耐えて耐えて大切に乗っていましたね。小雨でも「開けていい?」と言ってきて、渋々OKを出しお腹が弱い私はトイレに寄ることを強要していた覚えがあります。
初代マーチをベースに屋根を思いっきり切って無理やりオープンにする潔さと、ターボによるラグがある加速は今でも色あせない車だったと思います。そんな友人のフィガロとの最後は赤城山ドライブの下り。ブレーキフェード、ガードレールと接触併走、の瞬間まで立ち会いました。
その後その友人はブレーキがフェードしにくい車を選んでいたと思います。やたらブレーキ性能を自慢していましたし・・・。
今知ったのですが、トランクが狭く奥に手が届かないフィガロの荷室用にこんなオプションがあったのですね。初めて知りました。オプションのCDコンビも専用設計です。クラシカルなフィガロの内装に合わせたこれまたキュートなデザインが気に入りました。もちろんこの時代にはナビゲーションはありません。
フィガロには例えば山坂道でも抜群のハンドリングを約束するサスペンションや低扁平のタイヤ、ドラポジをきっちり取らせてくれるシートなど、もちろんこの車には用意されていません。
そんな走りを望む人はマーチスーパーターボをお買い求めくださいと当時の日産も言っていたことでしょう。
マーチベースゆえにコンパクトかつ軽量、だけどエンジンだけはSOHCターボを奢っていました。おかげで加速は鋭かった記憶があります。可愛い姿のフィガロに抜かされると少し悲しくなったものです。
現在フィガロを購入することはとても困難です。個人的にもよく利用しているヤフオクでも予算オーバーな車両ばかりで、全く手が出ません。ですので、お買い得でルーフの開閉機構が正常なモデルを見つけたら即購入をオススメします。
P.S.家庭の事情でそれは叶わない私のような諸氏にはミニカーで、ぜひフィガロを愛でてやってくださいませ。
RF丸山
カートイワークスではミニカーや乗り物系プラモデルはもちろん、資料的価値の高いカタログや乗り物の専門書といったアイテムの買取も行っております。
いくら程度で売れるのかまずは知りたい!という方にオススメなのがLINE査定となっております。カートイワークスをお友だち登録いただき、売りたいアイテムの写真を送るだけ。
あとは専門スタッフがお問い合わせいただきましたお客様から順次お見積り結果をご連絡します。お気軽にご利用ください~★
- 『グランツーリスモ7』の中古車屋に行こう! - 2022年4月12日
- 【宅配】茨城県取手市のプラモデル買取実績|「1/6スケールRX-7 SA22C 12A型エンジンモデル」 - 2021年10月22日
- <特別企画>スズキ カプチーノ研究〜そのいち〜 - 2021年8月17日