
福島県二本松市のお客様から70年~80年代のロボット合金トイをまとめてお譲り頂きました。今回はそんな中から1980年放送の『伝説巨神イデオン』の「ダイヤ合金」とその派生トイをご紹介します。
買取金額 | 合計-円 ※買取金額は中古相場や在庫の状況、お品物の状態等により変動いたします。 |
商品名 | 「ダイヤ合金 伝説巨神イデオン ジュピター」 |
メーカー | - |
シリーズ | - |
カテゴリ | アニメ・キャラクタートイ、ロボットトイ |
付属品 |



『伝説巨神イデオン』のハードなストーリー展開は今さら言うまでもありませんが、微妙にスポンサーに対するだましうち的にあの内容を放映したということになっています。逆にいえばラストは打ち切りとはいえ、終盤まで放送してくれたスポンサー(トミーほか)には今思えば感謝するしかありません。

パワーアップ展開についてもあまり情報開示されなかったようで、オープニングにもちらっと登場するとはいえ物語中盤から登場する波導ガンは一部トイやプラモにこぶりなものが付属するにとどまりました。また、イデオン・ソードはその名前だけが伝わったのか、剣そのものの形状で再現されています。このように若干本編とおもちゃの乖離は当時から気になっていましたが、もちろんメーカーさんに言わせれば放映中に発売しなければならない以上しかたないことなのでしょう。

今回紹介するダイヤ合金も、いわゆるフックトイと呼ばれる廉価版的なアイテムです。メーカーは不明ですが、おそらくトミーのサブライセンスを取得するようなかたちで製造していたものと思われます。今回のイデオン ジュピターとは別に、本編のセルや版権イラストを使用したバージョンのダイヤ合金も存在します。
メインとなるギミックは腹部にプロペラをセットし、背面のダイヤルをまわすことでバネの力で回転させ、飛んでいくというもの。もちろんダイヤ合金以前からロボット系玩具(特に合体などをしない廉価版に)に使用されていたわりとポピュラーなギミックです。ですが腹部から回転したものを打ち出すという描写は、波導ガン登場以前のマイクロブラックホール放出に似ているのは偶然でしょうか、それともイデの導きか……。

そしてこちらは謎のロボット「メタル合金 円盤戦士ディスクロボ」です。よく見るとわかりますが、頭部形状と成型色を変更し、シールなどで別ロボットに見せたダイヤ合金イデオンですね。ディスクロボはエアガンなどを発売している丸越から発売されていました。当時の玩具業界は発売元と製造元が色々入り組んでいましたので、おそらくダイヤ合金版も丸越か同社に縁のある別会社が関係してリリースしていたものと思われます。


