「クライシスムーンコンパクト」── 90年代女児が憧れた夢の変身アイテム

90年代を代表する少女アニメ『美少女戦士セーラームーン』。
シリーズ第4作『美少女戦士セーラームーンSuperS』の象徴的なアイテムといえば、主人公・月野うさぎが使用する変身アイテム『クライシスムーンコンパクト』です。
今回は、当時発売されたバンダイの玩具『クライシスムーンコンパクト』を深掘り!
アイテムの歴史や仕様、90年代女児たちが夢中になった背景を振り返ってみましょう。
変身アイテムとしての登場背景

『クライシスムーンコンパクト』は、アニメ第4作『美少女戦士セーラームーンSuperS』から登場した変身アイテムです。
ペガサスから新たな力を授けられ、セーラームーンとセーラーちびムーンが2人揃って『スーパーセーラー戦士』に変身するシーンはとても印象的です。

コンパクトの蓋を開くと中央のクリスタルが光り輝き、セーラームーンが「ムーン・クライシス・メイクアップ!」と唱えて、リボンに身を包み、スーパーセーラームーンへと変身。
このシーンは何度見ても、ワクワクドキドキする名場面でした。
当時の玩具仕様とデザイン
1995年、バンダイから発売された玩具版『クライシスムーンコンパクト』は、放送当時の女児には大きめ!の存在感あるサイズ。
上蓋にはハート型のモチーフ、周囲には金色の装飾が施され、中央のピンク色のクリスタルが特徴的でした。
玩具ならではのギミックとして、コンパクトを開けると中のクリスタルが光り、『ピロンピロン♪』と音が流れます。
中のボタンを押すと、変身する時の電子音が響きます。

中の盤面はレインボーに装飾され、『セーラームーンSuperS』のイメージそのものが表現されていました。
コンパクトを開く度に子どもながらに“変身した気分”を味わえたのです。
平成女児は皆んな、これでわたしもセーラームーン♪という気持ちでした。
平成女児文化と「コンパクト遊び」
当時の女児たちは、友達と集まってコンパクトを持ち寄り、「変身ごっこ」を楽しんでいました。
テレビの前で一緒に変身ポーズをとったり、誰がどの戦士役になるかでちょっとしたケンカが起きるのも日常茶飯事。
また、コンパクトは“見せびらかす”楽しみもあり、ランドセルに忍ばせて学校に持っていった人も多かったのではないでしょうか。
音が鳴るギミックは授業中にこっそり鳴らして先生に怒られた、なんて思い出話もよく聞きます。
まとめ
『クライシスムーンコンパクト』は、90年代女児文化の象徴であり、セーラームーンシリーズの中でも人気の高い変身アイテムです。
玩具としての完成度の高さ、変身ごっこを楽しめる仕掛け、そしてアニメのドラマティックな演出が一体となり、多くのファンの心を掴みました。
現在でも、コレクター市場や復刻商品として高い注目を集めており、まさに“時を超えて愛される夢のコンパクト”といえるでしょう。
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子どもの頃の思い出が、今では立派なコレクターズアイテムかもしれません。

